ねぇぶるノート

雑多なことをつらつらと

電子手帳 回顧録

”電子手帳”と聞いてビビっとくる方は同年代ということで、お疲れ様です。

自分は中学生のときにお小遣いを貯めて シャープ PA-8500 を購入したのが最初の出会い。

1988年なので今から35年前。

ビジネスマンが電子機器を使い初め、携帯電話はショルダーフォンの時代。

iPhone発表の2007年から19年も前。

中学生が電子手帳を使うって・・。

カタログを見ながら自分が大人になったら電子端末を使って仕事をしているんだと想像していたのを思い出す。

背伸びをしていたんだと思う。

 

同級生たちがMSXとかファミコンでゲームをしているなか自分は一切興味が無く、コンピューターや電子機器を扱う未来を見ていた。

高校生になるとハイパー電子システム手帳 DB-Z を購入。

トレンディの真骨頂、吉田栄作がイメージキャラクターだった。

今見てもどっちもかっこよすぎるじゃないか。

今でもDB-Zは大事に保管している。

触るたびにあの頃のドキドキが蘇ってくる。

部活やテストの予定をスケジュールに入力して自己管理していた。

64KBのメモリカードを購入して意味もなく抜き差ししていた。

世界時計とか使わないのにニューヨークの時間を見て萌えていた。

しかもペンで絵が描ける!

衝撃的だったな。

このブログに来られた先輩方も同感してくれるのではないだろうか。

 

iPhoneと比べると一回り大きくて手帳を感じられる良くできたサイズだ。

”手帳”に萌えるっていう時点でおっさんだな。

 

DB-Zと同年の1990年にSONY PalmTopが発売された。

DB-Z以上に欲しかったものは PTC-500だった。

今で言う iPad

iPadの発表が 2010年だから20年も前になるのか。

この頃もカタログに乗っているビジネスマンの姿に将来の自分を重ねていた。

画面が大きく、手書き文字認識。

当時はまだカラー液晶が無く白黒反射型LCDのみ。

でもこの青い画面がかっこよかった。


高校生が買えるはずもなく、お小遣いを貯めて買えたのはDB-Zが精一杯。
その後、ZAURUS PI-3000、PI-4000、PI-4500、MI-E1、SL-C750 と続いた。

単独で使っていた時代からインターネット接続へと切り替わっていく時代を電子手帳と共に歩んだ。

 

初代 iPadiPad Pro、iPad mini も使ってきたが、電子手帳やPalmTopの方が心躍る。

ここに自分の原点があるのだと思う。