2017年9月からiPhoneは高効率画像形式HEICフォーマットを写真の保存方式に採用。
あれから6年か。
発表当時は、やっとJPEGが置き換わるのかと思ったもの。
自分はPICTファイルが画像フォーマットと最初の出会い。
その後 SVG、WebPとかいろいろ出てきて適材適所で強みは違ってくるけど
それでもしぶとくJPEGは生き残っている。
以前使用していたカメラ SONY A7R3 の写真を見返していたら描画テンポが遅くて気になった。
宅内サーバーのSSDに保存してあるものでネットワーク越しというのもあるし 1枚が25MBもあるので JPEGとはいえ若干もたつく。
宅内サーバーは Mac mini M1 で閲覧側は MacBook Air M1。
M3 が発表されたけど M1チップは依然凄い。
使用環境のことについてはまた後日書いてみようと思う。
というわけで写真のフォーマットを見直してみようという流れ。
変換は簡単でこのようにすれば一気に変換してくれる。
圧縮効果は絶大で例えば4.43GB(198枚)の写真が669MBまで小さくなった。
問題は画像破綻がどれくらいかということ。
左がHEICに変換したもの、右がJPEG元データ。
すごい。全然わからない・・
iPhone3Gから7までの2MB/枚 程度の写真を変換してみるとサイズは45%(1MB程度)まで減少
A7RからA7R3までの25MB/枚 程度の写真を変換してみるとサイズは 14%(3.5MB程度)まで減少
RAWの場合44MB/枚 が23%(10MB程度)まで減少
流石にRAWは生データなのでしませんが・・
2018年の写真だけでも 174.7GB が 79.5GB に減少
写真の描画テンポがネットワーク越しにも関わらず外付けメディアから表示しているのと同等スピードになったので本格的に JPEGを卒業出来そう。
ネットワーク越しに作業するときは表示オプションからアイコン表示とプレビュー表示をオフにすることをお勧めします。これだけで作業レスポンスが全然違う。
なぜこれまで全面移行してこなかったかを思い返すと理由が2つあった。
ひとつはマシンの性能。
M1の前はMacBook Pro 16 2.4GHz Core i9 64GB を使用していた。
当時のスペックでは最高なのだけど、やっぱりまだHEICデータの描画にはワンテンポ遅れる感じでJPEGに利点があった。
もうひとつはGoogleフォトへアップロード出来なかったため。
今はM1で性能が劇的にアップ。
GoogleフォトへのアップロードはしていないのでHEICで問題ない。
さて、23年分のJPEGをHEICに一掃しようか。